ロッテ・佐々木朗 WBC「結果残す」元旦から決意の始動 シーズンでは“2冠”宣言

 地元・岩手県大船渡市での自主トレでWBC球で練習に励む佐々木朗(球団提供)
 地元・岩手県大船渡市で自主トレに励んだ佐々木朗(球団提供)
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 ロッテ・佐々木朗希投手(21)が4日、岩手県大船渡市内での自主トレ後にオンライン取材に応じた。3月開幕のWBCに出場する日本代表入りが内定している右腕は、WBC公式球を使って調整。「しっかり結果を残せるように頑張りたい」と本番での活躍を誓った。またシーズンでは防御率、奪三振のタイトル奪取を宣言した。

 WBCに懸ける思いが体を突き動かした。地元・岩手県大船渡市で年末年始を過ごした佐々木朗は、「新年明けてからは家と練習場の往復」と元旦から始動。大舞台での戦いに向け、精力的に汗を流した。

 「すごい選手たちが集まってる中でレベルの高い戦いになる。そういったところで経験できるのはすごく貴重だと思うので、しっかり結果を残せるように頑張りたい」

 目指す世界の頂点に向け、既にWBC仕様にシフトチェンジしている。「一番はボールに慣れること」と言うように、練習ではWBC公式球を使用。「なるべく多くWBCのボールを投げて少しでも違和感だったり、微妙な感覚のずれを自分のものにできるようにしたい」と感覚を研ぎ澄ませている。

 現在は20球程度の立ち投げでの調整。常に強めに投げることを意識しているという。「優勝に向けて自分のできることを精いっぱいやって、チームに貢献できるようにしたい」。徐々に状態を上げ、準備を整える。

 もちろん、シーズンへの思いも熱い。

 昨年は完全試合を達成し、飛躍を遂げた右腕。ただ9勝4敗で2桁勝利に届かず、規定投球回にも到達できなかった。

 そんな悔しさを晴らすため、「勝ち星とか勝率も大事。でもやっぱり個人としては防御率だったり、奪三振が狙いたい」。大きな目標を掲げた“令和の怪物”が日本を引っ張る。

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