前日本ハム・金子千尋が現役引退 日本ハム特命コーチで米国留学へ「最先端の技術」学ぶ

 日本ハムを自由契約になっていた金子千尋投手(39)が23日、札幌市内で会見し、現役引退を表明した。今後は、日本ハムの特命コーチとして米国へ野球留学することも表明した。

 「今シーズンをもちまして現役生活を引退することを決めました」。生配信もされた中で自らの口で18年間着たユニホームを脱ぐことを表明。時折言葉を詰まらせながら、周囲への感謝への言葉を並べた。

 引退について「決断したのは2、3日前です。現役続行したい気持ちがありましたので練習もトレーニングもしていました。その中で他球団からのお声がなかったというのが引退の決断の理由です」と話した。

 今後については「ファイターズの方で特命コーチという形でアメリカにコーチ留学に行かせていただくことに決まりました」と発表。今季終了後に来季の構想外を告げられた際に打診されたと明かし、来年2月の春季キャンプに合わせて渡米し、約半年間留学する予定という。

 留学に向けて、「アメリカの最先端の技術。例えば動作解析を取り入れたコーチングであったり、トレーニングを交えたコーチングであったり。そういったコーチングをアメリカで勉強してきたいと思います。(選手を)しっかり評価できる、そんな見る目をつけたいなと思います」と意欲を見せた。また「“僕が現役中にこれをやっていたからやれ”そういう根拠がない指導はしないようにしたい」と理想のコーチ像も明かしていた。

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