前日本ハム・金子千尋が現役引退 時折言葉詰まらせ「決断したのは2、3日前」

 会見する金子千尋
 引退会見した金子は子どもたちから花束を渡されて笑顔
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 日本ハムを自由契約になっていた金子千尋投手(39)が23日、札幌市内で会見し、現役引退を発表した。今季終了後に来季の構想外とコーチ就任を打診されたが、現役続行を希望。だが、新たな活躍の場は見つからず、決断に至った。

 「きょうみなさまにお伝えしたいことがあります。今シーズンをもちまして現役生活を引退することを決めました」。生配信もされた中、引退を表明。時折言葉を詰まらせながら、周囲への感謝への言葉を並べた。

 金子は11月23日には札幌ドームで行われたファンフェスティバルに参加。「他球団からの話を待っている状態。自分的にはNPBだけです」と話したいた。現役ドラフトを区切りに、進退を決断する意向を示していた。

 「決断したのは2、3日前です。現役続行したい気持ちがありましたので練習もトレーニングもしていました。その中で他球団からのお声がなかったというのが引退の決断の理由です」と話した。

 新潟県三条市出身の金子は長野商からトヨタ自動車を経て、04年ドラフト自由獲得枠でオリックス入り。最速154キロの直球と多彩な変化球を駆使し、14年には16勝5敗、防御率1・98で最優秀防御率、最優秀選手、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得。球団史上初の沢村賞に輝いた。

 18年オフに大幅減俸提示に対して自由契約を申し入れ、日本ハムへ移籍。登録名を「金子弌大」に変更した。19年は8勝を挙げたが、20年以降は結果を残せず、今季は登録名を本名に戻して再起を目指したが、登板3試合のみで1勝2敗、防御率4・85に終わった。5月22日に先発して3回5安打2失点だった西武戦(札幌ドーム)が現役最後のマウンドとなった。現役18年の通算成績は130勝94敗、8ホールド、5セーブ、防御率3・08だった。

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