ロッテ・中村奨 千葉県こども病院を初訪問 「笑顔を届けることができれば」

 ロッテ・中村奨吾内野手(30)が21日、楽天・今江敏晃コーチと千葉県こども病院を訪問した。ロッテは09年から選手が小児がんの支援活動を行っており今回で14年目。中村奨は初の訪問となった。

 中村奨の病院訪問は2019年に闘病生活を送っている自分のファンの子と球場で対面したことがきっかけ。「マリーンズの試合を見て自分のプレーを見ることで頑張れると言ってくれました。それまでは自分のプレーが誰かの力になれるという実感があまりなかったのですが、そうやって実際に会って言ってもらえたことが、ずっと今でも胸の中に残っています。その時、自分も野球だけではなく、なにか活動が出来ないかと考え、今江さんが病院訪問などの活動をしていることを知っていたので、一緒に行かせて欲しいと相談をしました」と経緯を明かした。

 「ただ残念ながらその後、コロナがあり、なかなか病院訪問をする機会を作れずにいたのですが今回、実現することが出来ました。残念ながら子供たちにはまだ直接触れ合うことはできなかったのですが、先生たちから『みんな、楽しみにしていた』と伝え聞いてとてもうれしかったです。これからも、このような活動を続けて闘病生活を送っている子供たち、支えている親御さんや病院の方々に少しでも喜んでもらい、笑顔を届けることが出来ればと思っています」とコメントした。

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