藤浪晋太郎はメジャーで通用するのか 成功する最低条件とは~高代氏の見解

 阪神からポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指している藤浪晋太郎投手(28)は果たして野球の本場、米国で通用するのか。デイリースポーツウェブ評論家の高代延博氏は、日本人投手が残した過去の例にならい“制球力”を成否のポイントに挙げた。

 ◇ ◇

 藤浪に対するメジャー評価がどれほどのものなのか、あまり伝わってこないが、ダイヤモンドバックスやレッドソックス、ジャイアンツあたりが興味を示しているようだね。

 ただ、まだ決まっていないというのは気になるね。少し微妙な立場にあるのかもしれない。

 いずれにしろメジャーでやりたいという意思が固いからこそ、球団にポスティング移籍を認めさせたのだから、相当な覚悟をもって臨んでいるはず。1日も早く決まることを願ってますよ。

 さて、無事に所属球団が決まったとして、ファンの関心が最も高いのは当然ながら、藤浪の力がメジャーで通用するのか、この1点に尽きるでしょう。

 藤浪の最大の魅力は何と言っても、長身から繰り出す160キロに迫る速球。そして新たにマスターした落ちる球。昨年から今年にかけては極端な“抜け球”が減り、長い低迷から脱出する兆しを見せ始めた。

 しかし、「右打者の内角直球」という最重要課題はいまだに克服できていない。この右打者に対しては“抜け球”対策として、捕手が内角の直球を要求することはなく、常に安心して投げられる外角に徹している。

 左打者の外角には普通に直球を投げるのに、右打者の内角には投げられない。これはメンタル以外の何ものでもない。

 この“外角一辺倒”の投球スタイルでメジャーに通用するとは到底思えない。いくら変化球がキレても狙い打ちされるのは目に見えている。内角を意識させることのない投手には怖さがない。このあたりが非常に心配だ。

 ダルビッシュやマエケン、過去には上原や岩隈、田中将大らがメジャーで活躍したが、みんなコントロールがよかった。「球が速い」という投手は向こうにいくらでもいるが、彼らは日本人特有の制球力のよさで成功を収めた。

 先発であれ中継ぎであれ、成否のカギを握るのがこの制球だとしたら、藤浪には険しい道と言わざるを得ない。それをどのように考え、乗り越えようとしているのか、知りたいところだ。

 メジャー挑戦を藤浪が口にしたときは、ちょっと驚いた。結局、阪神の藤浪として自分を変えることができなかったから、環境を変えようと思ったのか。日本にいても同じことの繰り返し。周囲の評価からも逃げ出したかったのか。

 米国で心機一転。気持ちを切り替えて新たなスタートを切りたいと考えたのかもしれない。

 彼には最高峰の大きな舞台で、精いっぱい頑張ってほしいし“ニュー晋太郎”を見せてほしい。

 そのためにも右打者の内角を意識して攻めること。それは避けて通れないでしょう。これを磨けばメジャーリーガー相手でも抑えることができるはずだ。

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