ロッテ・吉井監督 新人選手の明確な目標に「本当に頼もしい限り」
ロッテの新入団選手発表会が7日、東京・新宿区のロッテ本社で行われ、育成を含む9選手が出席。会見に出席した吉井新監督が新人選手それぞれが明確な目標を打ち出す姿勢に感動の思いを明かした。
ドラフト2位・友杉篤暉内野手(天理大)は「自分のアピールポイントは脚力です。盗塁に関しては1年目からどんどん走れる自信がある。そこを生かしてやっていきたい」と50メートル5秒9をアピール。ドラフト3位・田中晴也投手(日本文理)は「自分のアピールポイントはストレートと冷静にゲームメークできるところ。目標とする投手は佐々木朗希投手です。理由は自分と同じ高卒として着々と成長した上で今は日本を代表する投手なので、自分もしっかりと成長していって、日本を代表する投手になりたい」と決意表明した。
4位の高野脩汰投手(日本通運)は「自分のアピールポイントは角度のある真っすぐと落ち球で空振りを取れるスタイル。どんな場面でも自分の特長を生かして自信をもってやっていきたい」と力を込め、5位の金田優太投手(浦和学院)は「憧れの選手は鳥谷敬選手です。同じポジションでショートとして連続出場をしていますし、長い間、プロ野球で活躍していたので、自分も15年、20年と息の長い選手を目指してやっていきたい」と目を輝かせた。
会見に出席した吉井理人監督は一呼吸置き「今回の皆さんのコメントを聞いて頭が整理されてまとまっていて、すごくいい目標を出している。本当に頼もしい限り。ただ、ひとつ残念なのは私が目標とする選手になっていなかったが、来季元気で明るく野球に取り組んでくれたらそれで満足です」と喜んでいた。