岩本勉氏 NPB規則委員会でハム新球場問題を議論「来年できるなら、再来年もできるのでは?」

 日本ハムOBで野球評論家・岩本勉氏が3日、自身のYouTubeチャンネル「岩本勉チャンネル」に新規投稿。

 今月1日にNPB規則委員会に参加したことを報告し、北海道・北広島市に建設中の新球場「エスコンフィールド北海道」が、公認野球規則に定める規定を満たしていなかった問題に関して、有識者で議論の場を持ったことを明かした。

 岩本氏は同会にリモートで出席。NPB関係者や選手会関係者、審判員など「プロ野球に携わる有識者がそこに集い、規則について議論する場」とし、新球場問題についても議題に上がったという。

 「手を挙げて発言した」という岩本氏は、「ファイターズOBであり、エスコンフィールドに思い入れがあるなどは省いて。いちプロ野球OB、規則委員として」と前置きした上で今回の問題を提起。「解釈の変更を皆で認め、寛容な措置、理解を設けてはいかがかと、述べさせていただいた」とし、来オフ以降も再改修せず球場使用することを求めた。

 同球場は公認野球規則で定める本塁からバックストップまでの距離60フィート(18・288メートル)以上を満たさず、約15メートルの距離にとなっていたことが問題視された。11月14日の臨時12球団代表者会議で日本ハム側が来オフ以降に規定に則した改修を行うことで、来季の球場使用を他球団が承認している。

 「確かに、踏まなければいけない工程は抜けていた。足並みをそろえたルールがある」など球団側の不備を認めた上で、「来年シーズンが送れるなら、再来年もできるんじゃないかという素朴な疑問も生まれる。議題の中に、18メートル必要な根拠も見当たらない」などと指摘。「意見が分かれました。賛同してくれる方もいました」と、会の様子を明かした。

 ただ、こういった議論が行われていることで「バックヤードでも協議している。情熱ある忌憚(きたん)ない意見をぶつけあい、歯に衣(きぬ)着せぬ発言が飛び交う会議が行われている以上、日本のプロ野球はずっと発展していく」と確信。「ファンの方々のニーズを念頭に置きながら、今後は変更に向かって行けばいいんじゃないか。ファイターズOBとして、どうにか改修工事なく、みなが納得する術がないのか。こういうのも野球談議の1つで、醍醐味(だいごみ)かもしれない」などと話した。

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