野球殿堂入り候補者発表 エキスパート表彰に安仁屋氏と栗山氏
野球殿堂博物館は2日、2023年の野球殿堂入りの候補者を発表した。候補者は全3部門で計53人。選考結果は来年1月13日に発表される。
エキスパート表彰の新候補者には元広島コーチ、2軍監督の安仁屋宗八氏(78)=デイリースポーツ評論家=と元日本ハム監督で侍ジャパン監督の栗山英樹氏(61)が加わった。
安仁屋氏は沖縄出身初のプロ野球選手として広島、阪神で通算119勝を挙げ、現役引退後は広島の投手コーチ、2軍監督を歴任。川口和久、津田恒実、黒田博樹らを育てた。今年は沖縄返還50年の節目にあたり、沖縄出身選手のパイオニアとしての功績が再評価された。
プレーヤー部門は日米通算2254安打を放った前ロッテ監督の井口資仁氏(47)、盗塁王に4回輝いた元西武、巨人の片岡治大氏(39)、通算360本塁打を放った元DeNA、巨人の村田修一氏(41)、最多セーブ賞を3回獲得した元日本ハムの武田久氏(44)が候補者入りした。
また、特別表彰ではソウル五輪で監督を務め、日本野球連盟副会長などを歴任した鈴木義信氏(79)ら5人が新たに候補に加わった。