巨人 坂本勇人が現状維持6億円で更改「コンディションに苦しんだ」「長打力を取り戻したい」
巨人の坂本勇人内野手(33)が30日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季は固定制の契約を結んでいたため、現状維持の6億円でサインした(金額は推定)。
契約更改を終えた坂本は「コンディションに苦しんだ1年でした」と振り返った。今季は度重なるけがに悩まされた。シーズン中は3度の故障で戦線離脱が続き、出場試合数はルーキーイヤーの2007年に次ぐワースト2位の83試合にとどまった。
打撃成績は打率・286、5本塁打、33打点。今季は長打が少なかったことに課題を感じ、来季へ「数字の目標というよりは長打力を取り戻したい」と話した。
主将の座は来季から岡本和が務める。「自分の野球人生の中で、8年間もキャプテンをやらせてもらえたということは本当にチームの人に感謝しかないなと思います」と主将として過ごした8年間に感謝した。
新主将には「気を遣いながらやっちゃうと思いますけど、彼は実績もちゃんとありますし、プレーで引っ張れば周りも『こいつについていこう』と思う。物を言うタイプではないと思いますけど、あまり一人で背負いすぎないようにしてあげればいいなと思います」と話した。
来季は5年契約の最終年。輝きを取り戻し、チームの3年ぶりV奪回に貢献してみせる。