大阪桐蔭のベンチ声出しで物議 クラーク・佐々木監督が声荒らげ「桐蔭さんは紳士的にやらないと」

 4回、厳しい表情で戦況を見つめるクラーク・佐々木監督(撮影・高石航平)
 1回、声を出してナインを鼓舞する大阪桐蔭ベンチ(撮影・高石航平)
 3回、静かに攻撃を見つめる大阪桐蔭ベンチ(撮影・高石航平)
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 「明治神宮大会・高校の部・2回戦、大阪桐蔭12-2クラーク」(20日、神宮球場)

 クラーク(北海道)の佐々木啓司監督(66)が、試合中の相手ベンチの声出しについて言及した。「ピッチャーが投げようとしているのに、『ワーワー』いっているのは野球じゃない。何でも言えるもん。(大阪)桐蔭さんみたいなチームは紳士的にやらないとダメだっていうことだよ」と話した。

 場面は大阪桐蔭が攻撃する二回だ。佐々木監督が三塁側ベンチへ向けて「いつまで声を出しているんだよ。ピッチャーが投げているのに」と声を荒らげて指摘。その後、大阪桐蔭ナインは投球動作に入った際は声を出すのを控えた。

 試合後、西谷浩一監督(53)は「僕の認識では『逃げた』とか何かを誘発することは言ったらだめだと思っていたんですけど。新チームで一生懸命声を出しているだけだったので。セットに入ったらしゃべるのをやめようと言いました」と話した。

 声出しについてルール上の明確な規定はないが、場合によってはサイン盗みなどにつながる危険性もある。公認野球規則6・04では(a)で「監督、プレーヤー、控えのプレーヤー、コーチ、トレーナーおよびバットボーイは、どんなときでも、ベンチ、コーチボックス、その他競技場のどの場所からも、次のことをしてはならない」とあり、「(1)言葉、サインを用いて、観衆を騒ぎたたせるようにあおったり、あろうとすること。(2)どんな方法であろうとも、相手チームのプレーヤー、審判員または観衆に対して、悪口をいったりまたは暴言を吐くこと」などが、禁止事項として記されている。

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