NPB ファームリーグ拡大へ新球団の公募検討 井原事務局長「いろいろ変えてもいいのでは」

 日本野球機構(NPB)と12球団が2軍の構造改革として、2024年シーズンからファームリーグに新規参入する新球団公募を検討していることが7日、分かった。24日のオーナー会議で承認されれば、具体的な「ファーム構造改革」が進んでいくことになる。

 この日に行われた実行委員会後、NPB・井原敦事務局長は具体的な案は明かさず「いろいろ変えてもいいのではないかと議論を進めている。全体的なことを幅広く検討している最中」と説明した。

 現在、静岡を本拠地として設立が予定されている球団が新規参入を希望しているが、NPBは独立リーグのチームまで対象を広げ、来春をめどに参加希望球団を「公募」していく方針を確認した。

 3軍制などを敷く球団が増える中で、ファームの球団数が増えれば実戦経験を多く積ませるメリットはある。一方で1シーズンを戦う人員、施設、資金などの条件を満たす球団があるかは不透明だ。12球団で構成した「ファーム検討委員会」を中心に今後も慎重に改革案が練られていく。

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