ロッテ・中村奨FA宣言せず残留 田村も 吉井監督「ヨッシャー、頼むぞ!」

 ロッテは4日、今季国内FA権を取得した中村奨吾内野手、田村龍弘捕手がFAを宣言せずに残留が決まったと発表した。

 中村奨は不動の二塁手として、今季138試合に出場。複数球団がシーズン中、獲得調査を進めていたが、「FAを行使せずに残留をすることを決めました。松本球団本部長の熱い思いを聞かせていただき、残る決意が固まりました」と球団の誠意に感謝した。

 さらに続けて「マリーンズに縁があって入団させていただき今年で8シーズンが終わりました。まだ優勝できていないので、このチームで優勝をしたいという思いが強いですし、今はその思いがより強くなりました。吉井監督にも残留をする旨をお伝えした時、『ヨッシャー、頼むぞ!』と凄く喜んでいただき、うれしかったです。チームの勝利に貢献できるよう頑張ります」と来季へと意気込んだ。

 田村捕手は今季2試合の出場にとどまったが「マリーンズ残留を決めました。ここまで10年もお世話になっている球団ですし、吉井監督に球場でお会いした時に『田村の権利だから田村が決めればいい。ただ、ワシとしては残って欲しいなあ』と言っていただいたこと、チームメート、特に投手陣に残って欲しいと言われたことが素直に一番うれしく残留することを決めました」とコメントした。

 2人の残留の知らせに、吉井理人監督は球団を通じ「ものすごくうれしいです。2人とも頼りにしています。年齢的にもまだまだパフォーマンスが上がる時期。より高いところを目指して一緒にやっていけたらと思っています。ともに頑張りましょう」と来季の活躍を期待した。

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