ロッテ・吉井新監督 佐々木朗希をワールドクラスに ダル、大谷指導経験生かす【一問一答】
ロッテの吉井理人新監督(57)がデイリースポーツ紙のインタビューに応じ、来季4年目を迎える佐々木朗希投手(20)について「同じ期待感はあります」と、かつて指導したパドレス・ダルビッシュ有投手(36)、エンゼルス・大谷翔平投手(28)のようなワールドクラスへの成長に期待を込めた。以下、一問一答。
◇ ◇
-チームには高卒1年目からコーチで接してきた佐々木朗がいる。4年目の来季は期待度は大きいか。
「もちろんです。年々、体が強くなってきていますね。おそらく、引退するまで体力強化は続いていくと思いますけど、普通にローテーションで投げて普通に、試合で球数もそんなに制限しなくてもいける感じにはなってきていると思っています。まだフルにという感じでないけど、こっちが注意しながら、シーズンで、ローテーションをしっかり守れるという体力はついてきていると思います」
-球団は常勝軍団構想を掲げてる中、佐々木朗は柱に据えたい。
「もちろん佐々木です。エースになってもらわないと。佐々木が投げるから、この日はちょっと、ブルペンも休めるかなと、連敗しても佐々木が投げるので、これで止まるなと思わせる、そういうピッチャーになってもらわないと困るんです」
-日本ハムのコーチ時代にはダルビッシュや大谷とも接してきた。佐々木朗のポテンシャルは彼らと比較してどうか。
「同じ期待感はありますよ。もちろん。ダルビッシュはアメリカでもプレーオフに出られるようなチームでエースとして頑張っている。ああいうピッチャーになってほしいし、なれると思います」
-来年は投手を引っ張る立場になってほしい。
「それはもうちょっと、年をとってからかな。今はパフォーマンスがすごすぎるので、『朗希だからでしょ』と思ってる選手が多いと思うので。もっと安定した活躍をすれば、人間的にももっと成長すると思うので、そうなると、ああ、佐々木みたいになりたいな、と思う若い子はどんどん増えてくると思いますね。そこまではもうちょっとですね」
-年々、観客動員も増えて期待感がある。
「ファンの方には、やっぱり球場に来て良かったなと思っていただけるような戦いができるようにやっていきたい。選手はみんなお調子者なんで、女性ファンが増えると、みんな喜ぶし、みんなが明るくプレーできるように、こっちは環境を整えていきたいなと思っています」