阪神からの4選手侍選出が意味するもの 06年以降最多、過去には「選出ゼロ」の時代も
野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督(61)が17日、阪神から選出した近本光司外野手(27)、中野拓夢内野手(26)、佐藤輝明内野手(23)、湯浅京己投手(23)の活躍に大きな期待をかけた。阪神としては過去最多となる4人の選出。デイリースポーツの侍ジャパン担当記者が、指揮官の意図を解説する。
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今回の強化試合、阪神から4人の選出は正直に驚いた。WBCが始まった06年以降で阪神では最多選出。しかも、すべて初選出ということにも価値がある。若手中心の強化試合だが、来年3月のWBCへ向けた競争の場だ。当然、実力や実績がなくては選ばれない。
視察段階で「阪神は候補選手が多い」と話していた栗山監督。今回のインタビューでも「岩貞も気になっている。短いイニングを投げる絶対的な左が少ないので」とし、他にも大山、青柳、西純、浜地と4選手以外の名前が次々と出てきた。
記者が初めて代表担当となった09年以降、阪神は強化試合でも選出ゼロという時代があった。代表選手輩出がチーム力を示す一つの指針とすれば、これは大きな変化。栗山監督の話を聞きながら、そう感じた。(デイリースポーツ侍ジャパン担当・中田康博)





