天理大・友杉V貢献 今秋ドラフト候補が打走躍動

 「阪神大学野球、天理大5-4関西国際大」(11日、G7スタジアム神戸)  

 天理大が4季連続の優勝を果たした一戦で、今秋ドラフト候補の友杉篤輝内野手(4年・立正大淞南)がバットと足で躍動した。

 3点を追う五回。2死二塁で右中間に適時二塁打を記録。その後、三盗を決め、次打者の敵失で生還して1点差へ詰め寄った。チームに勝利を呼び込む働きとなった。

 開幕前に新型コロナウイルスに感染した影響で、体重が5キロ落ちるなど今季は打率・194と低迷。「4年間で一番悪かった。迷惑をかけた」と、仲間に胴上げされたものの率直な思いを口にした。

 この日は、阪神・畑山統括スカウトや巨人など3球団が視察。ロッテの榎スカウト部長は「守備と脚力は高い能力を持っている」と評価した。すでに全球団から調査書が届いており、友杉は「声をかけていただいたところにいきたい」と、運命の瞬間を待つ。

 ◆友杉 篤輝(ともすぎ・あつき)2000年11月7日生まれ。21歳。大阪府大阪市出身。遊撃手。171センチ、70キロ。南港桜小1年の時に住之江ボーイズで野球を始め、南港北中では和泉ボーイズに所属。立正大淞南では1年秋から背番号「6」で正遊撃手。天理大では1年春からリーグ戦に出場。50メートル走6秒0。

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