ロッテ次期監督候補に福浦コーチ浮上 地元出身で人気絶大 鳥越2軍監督も候補

 ロッテの次期監督候補に福浦和也1軍打撃コーチ(46)が浮上していることが4日、明らかになった。球団内では内部昇格にこだわらず幅広く人選を進めているが、現有戦力を熟知した同氏が最有力候補とみられる。ほかには鳥越裕介2軍監督(51)も候補に挙がっているようだ。

 今季最終戦で井口監督が辞任決断後、球団内では速やかに次期監督の選定作業に着手している。河合オーナー代行兼社長は本紙取材に「全くの白紙です。これからです」と明かしていたが、球団が掲げる中長期ビジョン「2025年常勝軍団形成」を実現できる監督を人選する方針を立てている。

 現時点で適任とみられるのが球団史上3人目の2000安打を達成した福浦氏だ。19年に現役引退後は20年から2軍ヘッド兼打撃コーチを務め、今季からは1軍打撃コーチに配置転換。安田、高部、山口らに密着指導を重ね素質を開花させつつある。地元千葉出身で絶大な人気を誇る。

 鳥越氏も18年から1軍ヘッド格を務めた後、育成力を買われ21年に2軍監督に就任。「選手の努力は絶対に見逃さない」が信念で21年はイースタンV、今季も2位とファームながら一定の成果を残した。チームは今季外国人の極度の不振もあり5位に終わったが、球団は井口野球の流れを継承できる人物を中心に進めていく。

 ◆福浦和也(ふくうら・かずや)1975年12月14日生まれ、46歳。千葉県出身。現役時代は左投げ左打ちの内野手。習志野から93年度ドラフト7位でロッテに投手として入団。プロ1年目途中に野手転向。18年から兼任コーチ。19年の現役引退後は1軍打撃コーチなどを歴任。現役通算2235試合で打率・284、118本塁打、935打点、2000安打。首位打者1回(01年)、ベストナイン1回(10年)、ゴールデングラブ賞3回(03・05・07年)。

 ◆鳥越裕介(とりごえ・ゆうすけ)1971年7月1日、51歳。大分県出身。現役時代は右投げ右打ちの内野手。臼杵から明大を経て、93年度ドラフト2位で中日入団。99年6月にダイエーへトレード移籍。2006年現役引退。07年からソフトバンク1軍内野守備・走塁コーチなどを歴任。18年からロッテ1軍ヘッド兼内野守備・走塁コーチなどを歴任。

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