56号記念球ゲットは14歳の中学3年生 油淋鶏買いに内野席からたまたま外野に「捕れるとは」

 7回、56号となる右越えソロを放つ村上。投手入江、捕手戸柱
 試合終了後、家のプレゼントの記念ボードを手にするヤクルト・村上
2枚

 「ヤクルト8-2DeNA」(3日、神宮球場)

 すでに優勝を決めていたヤクルトがCSで対戦する可能性があるDeNAに快勝して、リーグ最終戦を終え、リーグ戦を締めくくった。村上宗隆内野手が球界18年ぶり、令和初の三冠王に輝いた。最終成績は打率・318、本塁打56本、打点134だった。

 レギュラーシーズン最後の打席となった七回の第4打席。DeNA5番手の入江のインコースの直球をジャストミート。61打席ぶりの快音で、歴史の扉をこじ開けた。

 この歴史的な56号のホームランボールをキャッチしたのは、14歳、中学3年生の桜井蒼大(そうた)さん。内野席で観戦していたが、たまたま食事を買いに外野に。「むちゃくちゃうれしかったです。捕れるとは思ってなかった。ご飯を買いに外野にいって、村上選手の打席だったので、ちょっと外に出てみてたら、ボールが飛んできて、捕ることができました」と、状況を明かした。買いに行っていたのは「元山選手の油淋鶏だった」という。

 記念ボールを村上に渡し、代わりに直筆のサイン入りの革手袋をもらった。「ボールよりもうれしいです。本当にすごいなと思います。最終戦で打ったのがさすがだなと。試合も勝てて、ホームランボールもとれて最高です」と、笑顔を浮かべた。

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