ロッテ・井口監督が突然の辞任表明 涙ながらに「次の指揮官にバトンを移したい」球場騒然

 辞任表明した井口監督(撮影・棚橋慶太)
 試合後、あいさつをする井口監督(撮影・堀内翔)
 試合後、胴上げをされる井口監督(撮影・堀内翔)
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 「ロッテ5-3ソフトバンク」(2日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテは井口資仁監督が試合後、ファンの前で辞任を表明した。

 就任5年目の今季はシーズン5位。試合後にファンの前で行った挨拶で目に涙を浮かべ、言葉に詰まりながら「残念ではありますが、ここをもってシーズンが終了してしまったこと、3年ぶりにBクラスになってしまったことは私の責任と思っています。2025マリーンズプロジェクトに向けて突き進んで参りましたが、道半ばではありますが、今シーズンで退任させていただき、次の指揮官にバトンを移していきたいと思います」と語り、球場がどよめいた。

 井口監督は18年から監督を務め、5位、4位、2位。そして昨季は僅差の2位に終わり、今季こそVを目指したが5位に終わった。球団は若手育成の手腕も評価して続投要請するとみられていたが、一転の辞任表明。指揮官はファンに感謝の思いを伝えたうえで「そして、ここにいる若い選手たちは一歩一歩成長しています。長い目で見守って頂き、来年、再来年、その先と飛躍することを期待しましょう」と、ファンに呼びかけた。

 試合後は選手を中心にホームベース付近で胴上げされ、笑顔も見せた。ファンからも大きな拍手を浴びた。

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