２７日の楽天戦（京セラ）に先発するオリックス・宮城大弥投手（２１）が２６日、逆転優勝でのビールかけを熱望した。首位・ソフトバンク次第だが、現時点で逆転での最短Ｖは３０日。セ・リーグはヤクルトが２５日に連覇を達成し、歓喜の姿を見て「今年はビールかけがしたい。すごくうらやましいなと思いました」と気持ちを高ぶらせた。

　そのためにも負けられない。エースの山本からは「お前にかかっている。勝てよ」と、これ以上ないプレッシャーをかけられたという。「自分の投球がしたい」と重圧や緊張にも、打ち勝つ覚悟だ。

　楽天戦では４試合に先発し、２勝２敗で防御率２・０３。「打線もいい。長打もある」と警戒した。前回はプロ初の中５日登板もあり、５回９０球で降板。今回は中８日で「チームに流れを持ってこられる投球ができたら」と意気込んだ。

　チームは残り３試合。ソフトバンクにプレッシャーを与えるためにも、勝ち続けるしかない。この日は京セラドームでの練習で調整。「ベストを尽くせるように」。まずは、若き左腕が逆転Ｖをたぐり寄せる。