ヤクルトが連覇 コロナ禍乗り越え 球団では野村克也監督以来の金字塔 新人サヨナラ打の大仕事

 胴上げされる高津監督(撮影・堀内翔)
 優勝が決まった瞬間、ベンチから飛び出す村上(撮影・堀内翔)
 優勝トロフィーを手にするつば九郎(撮影・堀内翔)
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 「ヤクルト1-0DeNA」(25日、神宮球場)

 ヤクルトがサヨナラでDeNAを下し、野村克也監督が率いた92、93年以来となるリーグ連覇を達成した。

 0-0で迎えた九回、先頭のオスナが内野安打で出塁すると、続く中村がきっちりと送りバントを決めた。新人の丸山が左中間へサヨナラ安打を放ち、試合を決めた。

 今季は開幕直後に奥川が離脱。それでも左腕の高橋が本格化し、ブルペンでも新戦力が台頭するなど層の厚さを発揮。野手も長岡らが台頭した。

 最大の試練となったのは2位以下を大きく突き放していた7月。7月に主将・山田を含めた14人が新型コロナウイルスに感染し、3日間で計27人の感染者を出す事態となった。

 チームの状態もなかなか上がらない中、奮起したのは村上だ。7月31日、連敗して迎えた阪神戦で村上が3打席連続アーチを放って延長戦の死闘を制した。さらに4番はここからNPB史上初の5打席連続アーチをマークするなど、孤軍奮闘。以降は何度もそのバットで窮地を救い、NPB日本選手の最多本塁打記録に並ぶ55号を積み上げた。

 決して平坦な道のりではなかった中、村上を中心としたチーム力で再びペナントを手中にしたヤクルト。この日、神宮での熱戦を制したチームには、試練を乗り越えたことで生まれるたくましさを感じさせた。

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