楽天・涌井 4カ月ぶり復活4勝目「フワフワした」首位相手に連勝2・5差
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「ソフトバンク3-7楽天」(8日、ペイペイドーム)
久々のマウンドで躍動した。右手中指骨折から約4カ月ぶりの復帰登板となった、楽天・涌井秀章投手が6回2失点と好投。自身4勝目を挙げた。
「気持ちの高揚が多少あって、フワフワした」と語るように初回、柳田に先制の2ランを被弾。いきなりの失点となったが「二回からは投げたい投げたいという気持ちを抑えて、ためを作って投げられたので修正できました」と落ち着いていた。
中盤以降はピンチらしいピンチを作らず、危なげなく6回を投げきった。「先に点数は与えましたけど、その後粘れたので、結果的によかったです」。
試合後、石井一久監督は「回を追うごとにいい球が行き始めた。あそこまで投げてくれたら十分」と右腕をたたえた。
涌井の力投もあり、チームは首位・ソフトバンクに連勝。その差も2・5となった。大混戦の優勝争い、残り20試合を切った最終盤で、頼れるベテランが帰ってきた。