ヤクルト・村上 連続試合出塁が30でストップ 完敗に高津監督「チャンスなかった」

 2回、村上を遊飛に斬る伊藤将(撮影・飯室逸平)
 5回、村上は見逃し三振に倒れる(撮影・山口登)
 7回、併殺打に倒れる村上(撮影・飯室逸平)
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 「阪神9-1ヤクルト」(7日、甲子園球場)

 投手陣が打ち込まれ、高津ヤクルトが大敗。阪神・伊藤将の前に打線が沈黙し、反撃の糸口を見つけられなかった。

 先発・高梨が2試合続けての背信投球となった。3回まで2四球を出しながらも、無安打投球。突然の暗転となったのは四回だ。連打と四球で無死満塁とされると、木浪に押し出しの四球で先制点を献上した。さらに梅野に2点適時打を浴び、1死二、三塁から中野にも四球。ここで高津監督は降板を決断した。2番手・今野も勢いを止められず、近本に走者一掃の適時三塁打を浴びた。

 高梨は前回8月31日の巨人戦に続いて、2試合連続で5回持たずの苦しい投球となった。この日は5四球と制球に苦しみ、大きな失点につながった。

 また打線も六回に浜田の二塁打、塩見の左前打で1点を返すのみ。六回以外は二塁すら踏めず、付け入る隙がなかった。

 村上は二回に遊飛、五回に見逃し三振。さらに無死一塁で迎えた七回には二ゴロ併殺打に倒れた。これで7月29日・広島戦から続いていた連続試合出塁が「30」でストップした。

 試合後の高津監督は、「(相手には)四球もなかったですしね、逆にね。チャンスらしいチャンスというのがなかった。タイミングも合ってないし、制球もいいし、なかなか簡単に捉えられなかったですね」と相手左腕との対戦を振り返り、「次回また対戦があると思うので、考えなきゃいけないことはたくさんあると思いますね」とリベンジを誓った。

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