三沢で引き分け再試合準優勝 太田幸司氏も仙台育英優勝に感慨「歴史の1ページ」

 「全国高校野球選手権・決勝、仙台育英8-1下関国際」(22日、甲子園球場)

 三沢(青森)のエースとして1969年夏の甲子園で準優勝した野球評論家・太田幸司氏(70)は、仙台育英の初優勝に「ようやくですね。“あと1勝”と言われ続けて、東北地方のチームの指導者にとって、プレッシャーがあったと思う」と祝福コメントを寄せた。

 三沢は69年夏に東北勢戦後初の決勝進出。太田氏は松山商(愛媛)を相手に延長十八回0-0引き分けを完投、翌日の再試合も1人で投げ抜いたが2-4で敗れた。準々決勝から4日連続計45イニングの熱投は多くの高校野球ファンにインパクトを与えた。

 今大会は、春夏連覇のかかる大阪桐蔭(大阪)が準々決勝で下関国際(山口)に敗れるなど、決勝戦はどちらが勝っても初優勝という顔ぶれになった。「甲子園は強いチームが勝つのではなく、勝ったチームが強いというのが僕の持論。仙台育英はその通り、どのチームが勝ち上がるか分からない中で、優勝して強さをみせてくれた」とたたえた。「これでまた、東北勢を含めて高校野球の歴史の1ページが開いたのでは」と東北勢のさらなる活躍に期待を寄せた。

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