8強の九州学院 先制V打の村上慶太「本当にうれしい」兄・ヤクルト村上宗隆からエールも
3枚
「全国高校野球選手権・3回戦、九州学院4-0国学院栃木」(16日、甲子園球場)
九州学院(熊本)が10年ぶりのベスト8入りを決めた。2年生エースの直江新が114球4安打7奪三振の完封。打線も初回、ヤクルトの主砲・村上宗隆の弟で4番の慶太一塁手(3年)がコンパクトに振り抜き、先制の決勝打。七回には2死から1、2番の連打で追加点を奪うと、八回には相手守備の乱れもついて追加点を奪うなど理想的な展開だった。
村上は「率直に勝てたことが一番うれしい」。先制の場面は「直江も(序盤は)なかなか調子が上がってない状態だった。楽にしてあげようと打席に立った」と振り返り「あれが結果的に決勝点になりましたし、本当にうれしい。4番はチャンスで回ってくる。そのチャンスで打てるようにと思っています」と話した。
理想の4番像は「チャンスで打てる打者」。初戦後、兄・宗隆からは「『ナイバッチ、次の試合も頑張れ』と言われました」と明かした。