市船橋・宮主将「市船ソウル」のアルプス大応援団に感謝「心の底から応援してくれた」

 健闘したナインをたたえる市船橋の応援団
 敦賀気比に敗れ、整列する市船橋ナイン(撮影・北村雅宏)
 8回、市船橋・森本星の邪飛を追う敦賀気比・春山(7)らだが、市船橋側アルプススタンドの生徒がキャッチする(撮影・北村雅宏)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、敦賀気比8-6市船橋」(13日、甲子園球場)

 市船橋は2点差で惜敗。1997年以来の3回戦進出はならなかった。それでもアルプスのチャンステーマ「市船ソウル」の後押しを受け、最終回に驚異的な粘りを発揮した。

 3-8の九回、先頭打者から「市船-」が流れると、無死二、三塁で森本哲太外野手(3年)が中越え2点二塁時打。なおも1死二塁で代打・黒川裕梧内野手(3年)の飛球を右翼手が落球。1死二、三塁とし、谷藤汰樹内野手(3年)の中犠飛で1点を追加した。

 宮栄太朗主将(3年)は「応援がなければ、ここまで来られなかった。心の底からみなさん応戦してくださったので、スタンドと選手全員で戦えた」と涙ながらに振り返った。「僕たちはもともと、劣勢に弱くて、それを課題に練習試合でも取り組んだ。今日も最後まで意識していた」と、追う展開でも諦めない姿勢を示せたことに手応えを感じていた。

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