集団感染10人入れ替え県岐阜商、無情の完敗 戦力低下否めず 鍛治舎監督「3年生はコロナに翻弄」

 グラウンドに一礼して聖地を去る県岐阜商ナイン(撮影・高部洋祐)
 4点を失った2回終了後、ナインを集める県岐阜商・鍛治舎巧監督(中央)=撮影・高部洋祐
 2回、社・福谷宇楽に2点適時打を浴び、降板となった県岐阜商・山口恵悟(左)=撮影・伊藤笙子
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 「全国高校野球選手権・1回戦、社10-1県岐阜商」(9日、甲子園球場)

 戦力ダウンは否めなかった。5日に新型コロナウイルス集団感染が判明し、特例でメンバー18人中10人を入れ替えて臨んだ古豪・県岐阜商。

 両エースが不在の中、先発した背番号11の山口敬吾投手(2年)ら5人の投手が登板したが、13安打に守備の乱れもあり、県岐阜商らしさは見られなかった。打線も低調。完封負けを免れるのが精一杯だった。

 ただ、懸命に戦った選手たちには、聖地を去る瞬間、スタンドから一際大きな温かい拍手が降り注いだ。

 百戦錬磨の鍛冶舎巧監督は「今年の3年生はコロナに翻弄された」と労り「ともすれば出場できなかったところを尽力してくださった方々に感謝します。8四球、4失策。次の主力を張る選手たちがいい経験を積んでくれた。悔しさ持ち帰って、必ず次につなげてくれると思う」と、やるせない思いを押し殺し、奮起を期待した。

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