グラウンドの選手へ、天国の先輩へ届け 市船橋“神応援曲”「市船ソウル」が甲子園デビュー

 盛り上がる市船橋の応援団(撮影・飯室逸平)
 アルプスで応援する市船橋のブラスバンド(撮影・山口登)
 先発し力投する市船橋・坂本崇斗(撮影・山口登)
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 「全国高校野球選手権・1回戦、興南-市船橋」(8日、甲子園球場)

 市船橋の“神応援曲”「市船ソウル」が甲子園デビューを果たした。

 1回裏、いきなり三塁側アルプスからスピード感たっぷりの旋律が響いた。声を出しての応援ができないため、曲の合間の「攻めろ、守れ、決めろ、市船」のかけ声はなかったが、特別な一曲が選手たちに力を与えた。

 先頭の三浦元希内野手(3年)が内野安打で出塁すると、相手のミスと犠打で1死二、三塁にチャンスを拡大。4番、5番が凡退し、得点には至らなかったが、力強い演奏で選手たちを鼓舞した。

 「市船ソウル」は同校吹奏楽部員で、5年前に20歳の若さでこの世を去った浅野大義さんが野球部のために作曲した。試合で演奏されるたびに得点が生まれるという特別な曲。今年5月には浅野さんの人生を描いた映画「20歳のソウル」が公開された。

 野球応援リーダーの太田果甫さんは「浅野大義さんはすごい先輩。甲子園で演奏するのは初めてなので、責任をもって演奏したい。(大義さんが演奏していた)トロンボーンは上段にいるので金管系がバテずに演奏できたら」と、思いを語った。

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