近江 吹奏楽部「滋賀らしさと独自性」で初戦突破に貢献

 7回、石浦の適時二塁打で山田(手前)が生還し、盛り上がる近江の応援団(撮影・伊藤笙子)
 7回の猛攻に盛り上がる近江応援団(撮影・高部洋祐)
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 「全国高校野球選手権・1回戦、近江8-2鳴門」(7日、甲子園球場)

 近江の吹奏楽部が、今大会も選手たちの背中を押した。今春センバツでは、代替出場が決まってから試合まで3日しかなかった。今夏も聖地での初戦まで短期間だったが、準備を整え約10曲を用意。華やかなメロディーが初戦突破に導いた。

 選手たちのユニホームが琵琶湖の水色を表すように、吹奏楽部も「滋賀らしさ」を大切にしている。応援曲には、Bリーグ所属の滋賀レイクスの応援にも使われている「Na-Na」や滋賀県出身・西川貴教の「HIGH PRESSURE」、地元スーパーのテーマ曲まで含まれる。「滋賀らしさ」を存分に詰め込んだ演奏に、吹奏楽部顧問の樋口心教諭(46)は「応援することはもちろんだけど、県民の皆さんに応援してもらえるのも大切」と説明した。

 また、洋楽が多く選曲されているのは、近江の独自性だという。「Na-Na」も洋楽で、走者二塁の好機で奏でられるピットブルの「ファイアーボール」という曲は、「得点圏に会場を巻き込みたい」という思いが込められている。

 地元愛を音楽にのせて。アルプスも一丸となり、一戦必勝のエールを送り続ける。

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