日大三 昨秋大敗からV字成長!“反省文”で鼓舞 強打発揮11安打6得点で聖地切符

 4年ぶり18回目の夏甲子園出場を決め、歓喜する日大三の選手たち(撮影・佐藤厚)
 選手の手で宙に舞う日大三・小倉監督
 7回、村上は左越えに2ランを放ち、ガッツポーズ
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 「高校野球西東京大会・決勝、日大三6-2東海大菅生」(31日、神宮球場)

 西東京大会の決勝が行われ、日大三が昨年覇者の東海大菅生を下し、4年ぶり18度目の優勝を果たした。好投手相手に11安打6得点と持ち前の打力を発揮し、投げては左腕・松藤孝介投手(3年)が7安打2失点で完投。昨秋の東京大会準決勝でコールド負けした悔しさをバネに聖地切符をつかんだ。これで代表49校が全て出そろった。組み合わせ抽選会は8月3日に大阪市内で行われる。

 最後の打者を左飛に打ち取り、マウンドに駆け寄った日大三ナインは飛び跳ねて喜んだ。4年ぶり18度目の聖地切符を獲得。主将の寒川忠内野手(3年)は優勝インタビューで「この夏の優勝だけを目標にやってきたのでうれしく思います」と涙を流した。

 悔しさをバネに勝ち取った頂点だ。昨秋の東京大会準決勝で、国学院久我山に3-14の五回コールドで大敗。「本当に悔しい思いをした」と試合後、3年生は400字詰めの原稿用紙に反省文を書いたという。今大会に入る前に読み返して自らを鼓舞。「ベンチの雰囲気も違うし、全員でつなげた。守るのも打つのも秋に比べてレベルアップした」と勝利につなげた。

 この日は先発・松藤の力投に打線も奮起。2点を追う六回1死二、三塁では川崎の右前2点適時打で同点。寒川も安打で続き1死一、三塁とすると、松藤がスクイズを決め勝ち越しに成功した。失策も絡んでこの回一挙4得点。七回には村上に2ランが飛び出すなど、持ち前の強力打線で好投手を打ち崩した。

 「ここからは甲子園で勝つことが目標になってくる。1番長い夏にしたい」と寒川主将。苦楽をともにした仲間と、高校最後の大舞台に挑む。

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