コロナ禍の巨人 DeNA戦2試合延期 12球団で「ダブルヘッダー実施の検討」認識

 日本野球機構(NPB)と12球団は28日、臨時実行委員会を開催し、多数の新型コロナウイルス陽性者を出した巨人が29、30日に予定していたDeNA戦2試合(横浜)の延期を決めた。巨人のチーム編成が困難なためで、これで5戦連続で試合が延期となった。

 巨人の陽性者は首脳陣、選手、スタッフを含めて計77人。内野手不足が深刻で現状、1軍の試合に出場可能なのは吉川と広岡、そしてこの日、支配下契約した勝俣の3人だけ。球団は試合遂行へ検討を重ねたが、直近で隔離を終えた内野手8選手について「全力疾走や全力投球ができるコンディションにはなく、大きな故障につながりかねない」と文書で説明。そのため、2試合の延期を申し入れた。

 日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は、試合中に内野手が故障で離脱した場合などについて「その時点で試合続行が不可能になるリスクがございます」と説明した。31日のDeNA-巨人戦(横浜)についてはギリギリまで見極める。

 また、この日の臨時実行委員会では今後、コロナ渦でさらに試合が延期になるリスクを踏まえ「ダブルヘッダーの実施の検討は始めなければいけない」という認識を12球団で共有した。

 ◆巨人のコロナ禍 巨人は19日から“コロナ禍状態”に。19日に2軍から17人、翌20日に菅野や岡本和、大勢ら1軍スタッフから40人、22日には原監督の感染が確認されるなど、計70人以上の陽性者を確認。22~24日の中日3連戦が延期されたほか、チーム活動停止となり、27日に再始動したばかりだった。また、オールスターでは原監督をはじめ、菅野、中田、丸、岡本和、大勢、そして故障の坂本を含めた6選手が辞退していた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス