ロッテ・井口監督 球団史上7人目の通算300勝 今季5度目サヨナラ勝ちで決めた
「ロッテ5-4西武」(21日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテ・高部が振り抜いた打球が一、二塁間を破ると、いつも冷静な井口監督がバンザイして大喜びした。今季5度目のサヨナラ勝ちで、球団では濃人渉に並ぶ、史上7人目の監督通算300勝を達成した。
「選手、ファンの皆さんの声援で勝てているので、なんとか1勝でも多く積み上げていきたい。何勝と言うより優勝したい」と喜びをかみ締めた。常々言っている諦めない姿勢が難攻不落の平良攻略につながった。「みんな我慢しながら、粘ってくれた」。九回1死満塁。代打・岡の左前適時打で同点。なおも1死満塁から高部がケリをつけた。
試合前の円陣では井上が「まだ通過点。勝ちましょう!」とゲキを飛ばし今季5度目の4連勝。指揮官が求める勝利への貪欲な姿勢が選手に浸透してきた。