楽天・石井監督「きっかけになる」 オリ山本攻略で連敗ストップに手応え
「楽天7-3オリックス」(16日、楽天生命パーク宮城)
楽天は投打がかみ合い快勝。連敗は「5」で止まった。試合後、石井一久監督は「きっかけになると思う。チームが勝つことが一番。苦しい時がいっぱい起こるのがシーズンだし、逆境がくることがシーズンだと思うので、みんなが前を向いてやってくれれば結果は出てくると思います」と語った。
苦しんだ右腕の力投があった。2カ月以上勝ち星から遠ざかっていた先発の田中将大投手が、7回無失点の好投。石井監督は「明らかにいいボールが発見できた。次回登板も引き続きやってくれれば」とたたえた。
打線も日本を代表する投手、オリックス・山本に食らいついた。五回、銀次内野手の適時打で先制。さらに浅村栄斗内野手の3ランで一挙4得点を奪った。「好投手なので、なかなか穴が大きくならない中、少しずつ広げていって最後はアサ(浅村)が良い感じで仕留めてくれた」。つながりのある攻撃に、指揮官も納得の表情で振り返った。
好投手を攻略しての快勝。チーム、そして田中将自身の連敗も止まった。全員でつかんだ1勝をきっかけに上昇気流に乗っていきたい。



