「ＤｅＮＡ３－１中日」（６日、横浜スタジアム）

　ＤｅＮＡは初回の３点を守り抜き、中日に競り勝った。この日は侍ジャパン・栗山監督が視察に訪れていた中、ＤｅＮＡの４番・牧が結果を残した。

　牧は先制直後の初回無死二、三塁で中犠飛。八回２死では、左翼線に二塁打を放った。栗山監督は「対応力をすごく感じるので。今日でも１打席目、なんとなく簡単そうに見えるけど、犠牲フライ。強引さも消えているし、何をするべきか、４番としてね。改めて２年目だけど、かなり成長しているのでね。本当に打つ能力の高さはすごく感じています」と大絶賛だ。

　試合前に、栗山監督と言葉を交わした牧は「１打席目はチャンスだったので、得点することができて良かったです。栗山監督とお会いして緊張しましたが、見てくれていると言って頂いたので、アピールしていきたいと思います」と代表入りへ意欲を示した。

　二塁手はヤクルト・山田哲人、広島・菊池涼介、楽天・浅村栄斗ら球界を代表する選手が多数。栗山監督も「どう？悩ましいだろ」と若き主砲・牧も加わりうれしい悩みだ。

　さらに「純粋な初々しさって、野球をやっている喜んでいる感じの。暑い中でも疲れが溜まる頃でもあるんだけど、その疲れている事も含めて、全て吸収してプレーにどんどん進化させてくれるんだなって世代があるじゃない。そういう風に見えるんで」と栗山監督は、牧の野球に対する姿勢も評価した。