巨人・中田に喝!恩師の栗山監督が気合注入「何してんねん!」「男として感じてほしい」

 3回、空振り三振に倒れた中田(撮影・堀内翔)
 8回、中田が左前打を放つ(撮影・堀内翔)
 7回、一塁にトスする中田(撮影・堀内翔)
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 「巨人4-1ヤクルト」(5日、東京ドーム)

 侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が試合を観戦した。試合前にグラウンドを訪問し、日本ハム時代に監督、選手の間柄だった巨人・中田に喝を入れたことを明かした。

 今季はここまで7本塁打。巨人移籍後は本来の力を出せていない中田に対し、栗山監督が中田の胸に右拳を当て“気合注入”する場面もあった。「ファイターズにいた頃と同じように、思い切り言いたいことを言いました。何してんねん!かなりハッパをかけました」と語った。

 2軍調整となった期間には長嶋茂雄終身名誉監督がジャイアンツ球場を訪れ、中田を直接指導するなど期待は大きい。栗山監督も「ああやって長嶋さんに見に来て頂いたり、原監督もここまで期待をしてやってくれているとか、ジャイアンツが何とかしようとしてくれているとか、そういったことを男として感じて欲しいし、俺は能力があると思ってここまで進んできたつもりなのでね」と、言葉で中田を鼓舞した。

 中田にとっては日本ハム時代に約10年間指導を受けた恩師。昨季途中、暴行問題を起こして巨人へ移籍する際にも栗山監督のサポートがあった。深い信頼関係で結ばれているからこそ、その言葉が心に響いたに違いない。

 この日は1安打も執念の好守で勝利に貢献。栗山監督は「いろんなことがあったんだけど、本当に野球で恩返しするんだと思ってやってきているんで、それは今だにすごく気になるし、今も上で一番文句を言っていたのはそこの打席でしたし」と、変わらず熱い思いで見守っていく考えも示した。

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