落合博満氏、ヤクルトマジック点灯に「エース級をぶつけないとシーズン終わる」

 元中日監督の落合博満氏が3日、TBS系「サンデーモーニング」に生出演。ヤクルトがNPB史上最速でマジックを点灯させたことに触れ、「エース級をぶつけていかないとシーズンが終わってしまう」と指摘した。

 元DeNA監督の中畑清氏とともにスポーツコーナーに登場。セ・リーグではヤクルトが独走。2日、塩見のサヨナラ打で勝利し、NPB史上最速となるマジック「53」を点灯させた。

 このヤクルトの強さの秘けつについて、落合氏は「(高津)監督のゲームプランがいいんじゃないですか。それに乗っかって選手がうまく回ってる。それと村上の存在ですよ。4番がしっかりしているっていうことは大きいです」と分析した。

 これで、2位の巨人との差も13・5ゲームとなっており、司会の関口宏が「とにかく1強5弱ですよね。これ何とかしなきゃいかん。広島も巨人も3位までに入れればいいやみたいになってませんか?」と尋ねると、落合氏は「いいや、その戦い方をしたら、下に落ちていくだけだと思うんでね。やっぱり首位を追いかける、そういう気構えがないと野球ってのはうまく回らない」と優勝を目指さないと、クライマックスシリーズへ進出さえおぼつかなくなると話した。

 今後の残り5球団の戦いぶりについて問われると、「エース級をヤクルト戦にぶつけていくしか、もう手だてはなくなってきたようなきはしますね」と語った。

 関口が「なるほどエース級はヤクルト」とうなずくと、落合氏は「それで5球団で追っかけるというような形にしてこないと、このままではシーズン終わっちゃいますよ」と、このままではシーズンの灯が消えると指摘した。

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