楽天・則本 神戸4戦4勝 八回途中今季最多10K 圧巻の投球でチームの連敗止めた

 「オリックス2-4楽天」(28日、ほっともっとフィールド神戸)

 得意の球場でまたも躍動した。楽天・則本昂大投手が4年ぶりとなるほっともっとフィールド神戸での登板で、八回途中今季最多10奪三振で1失点の好投。神戸ではプロ入り後4戦4勝となった。

 「今日はたまたま自分の状態が良かったのと、ルーキーイヤーから投げてあまり悪いイメージがないというのは心理的にいい方向に働いているのかな」

 序盤は圧巻の投球だった。直球、変化球ともに精度抜群。二回先頭の杉本からイニングをまたいで6者連続三振を奪うなど、オリックス打線を全く寄せ付けず。「5回までは今年一番の投球ができた」とうなずいた。

 中盤以降はピンチの連続になったが「本当に野手の人に助けてもらった」とバックの度重なる好プレーに感謝。八回には1点を失い、なおもピンチの場面で降板となったが、リリーフが見事な火消しを見せ、「ナイスピッチング」とベンチを飛び出して迎え入れた。

 エースの力投でチームの連敗は「3」でストップ。この勢いに乗って、勝ちを積み重ねていく。

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