「楽天３－０日本ハム」（２１日、こまちスタジアム）

　金足農３年時以来の、故郷・秋田での登板で、４回１／３を４安打２失点。今季２敗目を喫した吉田だが、チームの敗戦に悔しさをにじませながらも、スタンドからの声援に感謝していた。

　「今までずっと中継ぎをやっていたので、５回投げきれるかな？っていう不安は自分の中で少しあったんですけど、楽天のファンの人にも、僕がマウンドに上がる時にたくさんの声援をもらったんで。本当はもう三回くらいで疲れてましたけど、体力以上のものが出せたかなと思います」

　四回まで無失点に抑えるも、五回につかまり２点を失った。ビジターチームとしての凱旋（がいせん）登板だったが、それでも、降板時にも拍手が注がれるなど、地元の温かさを感じた。

　「自分自身こんなに声援をもらえるとは思っていなかったので、声援のおかげで五回途中まで投げられましたし、先発として自分もあんなに長いイニングを投げられるとは思っていなかった。力以上のものが出た。また、来られる機会があれば、しっかり試合を１人で投げるくらいのピッチャーになれるように、しっかり自分の力で勝てるようなピッチャーになって来たいと思います」と、力強く話していた。