中日・根尾が投手に挑戦 過去に成功した“転向組”は遠山、萩原、嘉勢ら

 中日・根尾昂外野手が、野手から投手への転向が決まり、話題を呼んでいる。そこで過去の“転向組”を振り返ってみる。

 1985年度ドラフト1位で投手として阪神に入団した遠山奨志(昭治)はロッテ移籍後の95年に外野手に転向。98年に古巣・阪神へ復帰して再び投手に転向した。

 注目を集めたのは99年シーズン。野村克也監督からの助言を受け、リリーフで巨人・松井秀喜を抑え込むなど「松井キラー」として存在感を発揮。「遠山・葛西スペシャル」でも話題となった。

 阪神選手の転向組としては、2010年度ドラフト2位で投手で入団した一二三慎太。12年から外野手へ転向している。

 内野手だったオリックス・萩原淳は2000年に投手転向。翌01年にプロ初登板してからヤクルト時代の09年までプロ通算270試合に登板した。オリックスでは、1994年度ドラフト1位で外野手で入団した嘉勢敏弘が96年4月2日・近鉄戦で代打でプロ初出場。翌97年4月18日・日本ハム戦でリリーフでプロ初登板を果たした。

 嘉勢の初勝利は、先発した00年9月17日・西武戦。7回1/3を5安打4失点だった。プロ通算136試合で3勝7敗、防御率4・84の成績を残している。

 現役選手ではオリックス・張奕が2016年に日本経済大から外野手として育成1位で指名され入団。18年途中に投手に転向した。19年5月に支配下選手登録。同年8月にプロ初勝利を挙げている。今季も登板8試合で防御率2・03の成績を挙げている。

 日本ハム・姫野は15年度ドラフト8位で外野手として入団。20年オフに育成契約となり、21年途中に投手へ転向。2軍戦で154キロを計測している。

 ちなみに、野手から投手へ転向して開幕投手を務めた例も。1リーグ時代の1941年、本塁打王になった服部受弘(名古屋)が捕手から転向して48、49年に開幕投手を務めた。また、36年に内野手として大東京に入団した片山栄次は大和時代の43年に開幕投手を務めている。

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