中日・根尾が投手転向 立浪監督「能力生きる」昨秋は外野 4月に遊撃再挑戦も課題多く

 5月21日の広島戦でプロ初登板した根尾
 5月21日の広島戦でプロ初登板した根尾
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 中日の立浪和義監督(52)が13日、根尾昂外野手(22)をリーグ戦再開から投手登録に変更する考えを明かした。指揮官は「投手の方が彼の能力が生きる」と決断。これからは投手をメインに1軍で起用していく。リリーフからスタートし、将来的には先発を目指すビジョンだ。

 根尾の今後について立浪監督が決断した。「次のカードからピッチャー登録にします。基本は投手として、どんどん使っていく方針です」。リーグ戦再開となる17日の巨人戦から、投手としてプロ野球人生を歩むことになった。

 現状を見極めた上での判断だ。「外野はライバルが多いし、自分もショートの練習を見ていますけど、本人も『課題が多い』と。というところでだったらピッチャーでいってみようかと。もちろん本人とも話をして、納得して『やってみたい』ということだった」と説明した。

 昨秋に外野一本で競争させると明言したが、課題であった直球への対応力が上がらず、4月に遊撃への再コンバートを決定。「守れると判断すればショートで使う」と話していたが、守備面の成長を待つよりも、投手としての潜在能力にかけた方が活躍への近道-というのが立浪監督の結論だった。

 「投手の方が彼の能力が生きる。そこが一番ですね。いきなり150キロのスピードが出るし、まだ2試合ですけど、あの状況でもストライクが入る。これからまだまだ球種も磨いていきながら。将来的には先発を目指してほしい。ひとつずつ来年に向けてやっていってほしい」

 プロ初登板となった5月21日の広島戦で1回無失点。同29日のオリックス戦でも1回無失点と高いポテンシャルをみせた。「まだまだ若いし元気。中継ぎで投げないという日は野手待機。何かあればもちろん使っていきたいなと思ってます」と立浪監督。根尾にしか歩めない道を進ませる。

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