オリックス・ドラ3の福永がリクエストで判定覆りプロ初安打 ビデオ判定中に記念球もゲット

 「オリックス-阪神」(12日、京セラドーム大阪)

 オリックスのドラフト3位・福永奨捕手(国学院大)がプロ初安打を放った。

 三回2死。ガンケルの143キロ外角球を引っかけたが、ボテボテの打球となった。ガンケルが長身を生かして、ジャンプしてキャッチ。ただ、一塁送球が少しそれて、大山は捕球後にタッチを試みた。

 一塁塁審はアウトをコールしたが、中嶋監督はリクエストを要求。ビジョンに映し出された映像では、タッチをかいくぐっていた。審判団が出てくる前に、大山はセーフを確信したのか、ガンケルに記念球の返還を要請。ガンケルから大山へ、大山からオリックスベンチに初安打の球が送られていた。

 福永は「どんな形でもいいので、とにかく出塁することを考えていましたし、いい意味で思い切っていこうと思って打席に入っていました。当たりはよくなかったですが、まずは1本出てくれて良かったです!自分に与えられた役割やできることを、全力で1つずつ積み重ねていければと思います」とコメントした。

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