富士大・金村 延長十回122球の力投 敗戦も8Kで12球団スカウトに猛アピ

 「全日本大学野球選手権・1回戦、大商大2-1富士大」(6日、東京ドーム)

 1回戦4試合が行われた。富士大は十回タイブレークの末、大商大に破れ敗退。今秋ドラフト候補の金村尚真投手(4年・岡山学芸館)は10回7安打2失点(自責1)と粘投し、高い投球技術を示してスカウト陣にアピールした。

 122球の力投も実らなかった。延長十回タイブレークの末に敗戦。富士大のエース・金村は「1戦目で終わるために来たわけじゃないので自分の力がなかった」と肩を落とした。

 1-0の七回1死二、三塁で初球を中前に痛打され、同点に。「甘く入った。初球を投げきれず、弱さで負けた」と一球に悔やんだ。ただ、この日は最速149キロの真っすぐとキレのある変化球をうまく駆使し、8奪三振。プロ12球団のスカウトに猛アピールし、阪神・葛西スカウトは「最後まで粘って投げていた。即戦力に近い投手」と評価した。

 「プロ入りはずっと目標だった。もう一回、一から真っすぐも変化球も見直さないといけない」と金村。さらなる成長を遂げて全国の舞台に帰ってくる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス