花巻東・佐々木麟太郎 筒香に並んだ!高校通算69号 両肩手術影響残るも今年19本目

 笑顔でガッツポーズをする佐々木
 4回、高校通算69号となるソロを放つ花巻東・佐々木(撮影・森本夏未)
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 「練習試合・第1試合、花巻東7-0早実」「第2試合、早実6-5花巻東」(5日、花巻球場)

 今春センバツに出場した花巻東が5日、岩手県・花巻球場で早実と練習試合を行った。プロ注目のスラッガー・佐々木麟太郎内野手(2年)は第1試合は3打数1安打1打点。第2試合では、横浜・筒香嘉智(現パイレーツ)に並ぶ高校通算69号となる右越えソロを放つなど3打数2安打1打点と活躍した。

 怪物スラッガーがまた一つ階段を上がった。筒香嘉智(現パイレーツ)が横浜在籍時に放った高校通算69号に並ぶ一発。佐々木は「狙っていなかったけど、流れを持ってこられる打撃をしたかった。その結果スタンドに入ったのでよかった」と振り返った。

 高く上がった打球は右翼フェンスを軽々と越えた。0-3の四回1死で初球を強振。打った瞬間、相手ベンチから「いったわ」と声が上がるほど、完璧なソロ本塁打だった。

 この日の相手は高校通算111本塁打を放った清宮幸太郎(日本ハム)の母校・早実。佐々木は「清宮選手、筒香選手含め、たくさんの選手を見てきて自分が今こういう打者でいられている」と記録を残してきた“先輩”たちへ尊敬の言葉を述べつつ、「自分は比べものにならないけど、記録にこだわらないでチーム打撃をしていきたい」と芯はぶれない。

 現在も昨年12月に両肩を手術した影響が残っているが、今年に入ってから19本塁打と「武器の長打力は衰えていない」。その上で「実戦の中での対応が課題」と、早く状態を戻すため日々、試行錯誤している。

 春季岩手県大会を制し、東北大会(8日開幕、福島)に出場するが、目指すは聖地に舞い戻ること。「もう一度甲子園に戻って日本一に挑戦するのが目標。一段階、強くなって甲子園に戻りたい」。もがき苦しみながらも前に進み続ける怪物は、必ず強くなる。

 ◆佐々木麟太郎(ささき・りんたろう)2005年4月18日、岩手県北上市出身。184センチ、113キロ。右投げ左打ち、内野手。幼少期から野球を始め、江釣子小1から江釣子ジュニアスポーツ少年団に所属。江釣子中時代は金ケ崎リトルシニアでプレーした。花巻東では1年春からベンチ入り。高校通算69本塁打。50メートル走6秒9、遠投100メートル。

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