オリックス お得意様カープ相手に12連勝 7日から因縁ヤクルト戦「借り返す」

 「広島2-5オリックス」(5日、マツダスタジアム)

 雨でぬかるむ足場をものともせず、技ありの一打を放った。オリックス・安達了一内野手(34)が決勝の逆転2点適時二塁打。「フェアになってくれ」-。その思いは届き、右翼線にポトリ。雨具を着て応援してくれたファンへ、最高の結果を届けた。

 1-2の七回無死満塁。「がっついていこう」と代打で登場した。ケムナに2球で追い込まれたが、「三振だけはやめよう」。内角の149キロ直球にうまく腕をたたみ、鮮やかな流し打ち。18年から続く広島戦12連勝へ導いた。

 中嶋監督の「何とかしてくれるだろうという、こっちの期待感」は大的中。16年1月から国指定の難病・潰瘍性胃腸炎と戦う男は「自分の体を気にしてくれている。出た時には万全の状態でと考えてやっています」と、指揮官の起用に応えた。

 今季は開幕直後に左足首を捻挫。5月9日には、新型コロナにも感染した。2度の離脱を乗り越え、同31日に1軍復帰。「ファンの方もいっぱい見に来てくれる。感謝しながらやっています」と、改めて野球ができる喜びをかみしめている。

 チームは今季初の5連勝で5月2日以来の勝率5割復帰。交流戦連覇の可能性も残る。7日からは、本拠地で昨季の日本シリーズ以来のヤクルト戦。「去年の借りを返せるように、倒したい」。最高の状態でツバメ退治に向かう。

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