ラミレス氏「3球でゴメンナサイ」稲葉氏の守備に白旗エピソード「他球団だったら長くやれなかった」

 プロ野球OBクラブチャンネルが3日、更新され、ヤクルト、巨人で活躍し、DeNAの監督も務めたアレックス・ラミレス氏が八重樫幸雄氏とともに出演。来日直後、稲葉篤紀氏の守備を見て「ゴメンナサイ」と言って左翼に移ったエピソードを明かした。

 来日前の契約で右翼を守ることになっていたというラミレス氏。しかしキャンプ初日、「ライトを見たら守っている人がいて。『契約で僕がここを守るんだけど』と言ったら『いやいや僕もライトだから』」と返されたのが稲葉氏だった。コーチから2人で守るように指示されたが「稲葉さんが3球フライを捕るのを見て、これはもう無理だと思って…。ゴメンナサイ、レフトに行かせてくださいとお願いして」と稲葉氏の守備力に驚がくし、「絶対にレフトから動かさないで。あんな人と一緒にできない。レフトでお願いします」と当時のコーチに自ら左翼を志願したという。

 「もしヤクルトじゃなくて他球団からスタートしていればこんなに長く日本でプレーすることはなかった」とラミレス氏。稲葉氏とのエピソードだけでなく、「毎日やって」と度会氏が代名詞ともなった「アイーン」など数々のギャグを伝授してくれたという。古田氏や宮本氏は日本語だけでなく、英語で積極的に話しかけてくれてコミニュケーションを取りやすかったことが活躍の要因とも語った。

 ラミレス氏は外国人選手枠で入団した選手としては、NPB史上初めて通算2000安打を達成。ヤクルトで活躍する助っ人野手が多い理由は、溶け込みやすい雰囲気があるからかもしれない。

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