「春季高校野球関東大会・準決勝、浦和学院７－０山梨学院」（２８日、宇都宮清原球場）

　今春センバツ４強の浦和学院（埼玉）が山梨学院（山梨）を七回コールドで下し、決勝進出を決めた。

　昨秋の関東大会で敗れた相手にリベンジを果たした。エースの宮城誇南投手（３年）が７回３安打無失点と好投。「とにかく試合を作ることをテーマに投げた。それが結果としてついてきた」と制球力重視で投げ込み、山梨学院打線に的を絞らせなかった。

　前回登板した２４日の明秀学園日立戦（茨城）では５回７安打５失点で降板。チームは勝利したものの、自身は失策するなど打ち込まれ、「自分の悪いところが全て出た試合だった」。中３日で修正し、この日は安定感ある投球で勝利に導いた。

　「ここまできたからには優勝して関東のナンバーワンになりたい」と左腕。５年ぶりに春の関東頂点に立つ。