巨人・岡本和“熱盛”の一発「打てないと迷惑かけるので」5月不調も特大弾で勝利貢献

 4回、先制2ランを放ち、ナインに迎えられる岡本和
 4回、中越えに2ランを放った岡本和を出迎える原監督(撮影・佐々木彰尚)
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 「巨人4-2オリックス」(24日、東京ドーム)

 巨人の岡本和真内野手がバックスクリーンへ先制の13号2ランを放った。12日・DeNA戦(横浜)以来、10試合ぶりの一発は、推定飛距離136メートルの特大弾。本塁打数でヤクルト・村上に並び、リーグトップタイとなった。

 「もう感触もすごく良かったですし、久しく打ってなかったので、すごくうれしかったです」。久々の一発に自然と喜びがあふれた。両者無得点の四回無死一塁。相手先発・山岡の初球のカットボールを完璧に捉えた。

 3・4月の月間MVPに輝いたものの、5月は試合前時点で打率・190と苦しんでいた。「試合に出ている以上、打てないと迷惑かけるので、打率は低くても、ここぞという時には打てるようにしたいなと思っています」と巨人の4番は泰然自若。ここぞの一打で勝利に大きく貢献した。

 取材会場に現れた際も「久々の囲み(取材)ありがとうございます」と上機嫌。そんな主砲がかぶるヘルメットのつばの裏には某ニュース番組でおなじみとなっている「熱盛」のステッカーが貼付してあった。いただき物で、自身で貼って試合に臨んでいたことを明かした岡本和は「アレはそのうち『熱盛』が出たら、自分でこうやって走ろうかなと」と、ヘルメットのつばの裏を掲げるしぐさをしながらおどけて見せた。昨季交流戦で7本塁打を放った主砲が上昇気配を見せ始めた。

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