なぜ?ロッテ・井口監督の退場を審判団が説明「警告は一回しているんです」【解説】

 試合後に審判団に「侮辱的な発言」を行ったとされる井口監督(6)=撮影・石井剣太郎
 井口監督への処分について説明する審判団(撮影・石井剣太郎)
 メンバー表の交換を行う井口監督(撮影・石井剣太郎)
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 「オリックス1-0ロッテ」(14日、京セラドーム大阪)

 ロッテ・井口監督が試合終了後、審判団に対する侮辱的な発言で退場となった。

 指揮官が激怒したのは1点を追う九回2死一、二塁。エチェバリアがフルカウントからの一球を見逃し三振。主審・福家はストライク判定で、オリックスの勝利が決まった。

 エチェバリアが激怒した後、井口監督もベンチから飛び出し、三塁ベンチ前で審判に詰め寄った。結局、抗議は続き、最後は井口監督が指をさしながら言葉を発したことで、侮辱行為で退場処分に。審判団は場内説明で「ロッテ、井口監督を侮辱的な発言で退場に致します」と説明した。

 球審は福家審判。試合後、嶋田審判員、吉本審判員が報道陣に対応した。嶋田審判員は「本来、ストライクボールに関して監督がベンチを出ることはダメなので、そのあとに警告を一回出しているんですよ。その後に異議を唱えたので退場としました」と説明。ストライク、ボールの判定への異議は野球規則で禁じられており、試合後についても「これは関係ないです。ゲーム後でも」と語った。

 ◆野球規則

 8・02 審判員の裁定(a)打球がフェアかファウルか、投球がストライクかボールか、あるいは走者がアウトかセーフかという裁定に限らず、審判員の判定に基づく裁定は最終のものであるから、プレーヤー、監督、コーチ、または控えのプレーヤーが、その裁定に対して、異義を唱えることは許されない。

 【原注】ボール、ストライクの判定について異議を唱えるためにプレーヤーが守備位置または塁を離れたり、監督またはコーチがベンチまたはコーチスボックスを離れることは許されない。もし、宣告に異議を唱えるために本塁に向かってスタートすれば、警告が発せられる。警告にもかかわらず本塁に近づけば、試合から除かれる。

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