ヤクルト村上がNPB史上9人目の2試合連続満塁弾「最高の形」 岡本和抜き打点争いトップに

 3回、村上は右越えに9号満塁本塁打を放ち、岡本和(左)の前をゆっくりと走って本塁へ向かう(撮影・佐藤厚)
3回、村上は右越えに2日連続の9号満塁本塁打を放つ(撮影・佐藤厚)
 3回、村上は右越えに2日連続の9号満塁本塁打を放つ(撮影・佐藤厚)
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 「巨人-ヤクルト」(7日、東京ドーム)

 ヤクルトの村上宗隆内野手が、2試合連続となるグランドスラム。今季9号満塁弾で、今季31打点目。巨人・岡本和を目の前で抜き去った。

 ヤクルト打線が止まらない。2点リードの三回だ。3四死球で満塁を作ると、打順は村上へ。東京ドームが異様な雰囲気に包まれた。その3球目だった。136キロのフォークを捉えると、本塁打を確信した打球は右翼席中段へと一直線。大きな4点を主砲がもぎ取った。

 勝てば首位奪取となるこの日の試合。村上は首位攻防戦・第1ラウンドとなった6日の同戦でも決勝打となる8号グランドスラムを放っており、2試合満塁弾を連発した。2試合連続での満塁弾は、村上自身初めて。1シーズン2本目も初めてだった。

 また、2試合連続満塁弾はプロ野球史上9人目。1953年・藤村富(阪神)、57年・坂本文(大映)、93年・秋山(西武)、2003年・ローズ(近鉄)、05年・ベニー(ロッテ)、06年・ウッズ(中日)、13年・ホフパワー(日本ハム)、18年・杉本(オリックス)に次ぐ。

 村上は球団広報を通して、「みんなが作ってくれたチャンスだったので、何とかしたかったです。最高の形になってくれてよかったです」とコメント。敵地には、どよめきと歓喜があふれた。

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