近江・山田がセンバツ決勝以来の登板で2失点完投 今春は「圧倒的優勝」が目標

 力強い投球を見せた近江・山田
 初回、三塁線を破る先制の適時打を放った近江・山田
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 「春季高校野球滋賀大会・準決勝、近江7-2綾羽」(5日、マイネットスタジアム皇子山)

 センバツ大会準優勝の近江が、決勝進出を決めた。

 近江はエース・山田陽翔投手(3年)が、「4番・投手」で出場し、センバツ決勝以来となるマウンドに上がった。9回を投げて7安打2失点で完投勝利。打っては、2安打3打点と投打でチームをけん引した。

 久々の登板だったが、最速144キロを計測するなど力強い投球を披露した。三回まで1人の走者も許さず。四回には2死二、三塁から内野安打で1点を失ったものの、後続を抑えて最少失点に防いだ。

 バットでも存在感を発揮。初回1死一、三塁で打席を迎えると、先制の左前適時打を放った。さらに、三回1死三塁でも左翼へ適時打。3点リードの四回1死満塁では左翼へ犠飛を放ち、貴重な追加点を奪った。

 滋賀の頂点まであと1勝。山田は「圧倒的優勝というのを目標にこの春は臨んでいる。優勝したとしても、夏に向けての通過点に過ぎないと自分は思っている。しっかりと足元を固めて、いい練習をして、また次の試合を迎えられたらなと思います」と気持ちを引き締めた。

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