日本ハムの新庄剛志ビッグボス（５０）が１５日、１７日に対戦予定のロッテ・佐々木朗希投手（２０）の攻略に自信の笑顔を見せた。この日のロッテ戦は中止となったが「オレのカンピューターで、フォークが来るときは“待て”のサインを出せば、ボール球を見逃してフォアボールも増える」とニヤリと笑った。

　陽動作戦第２弾だ。前日は「全員セーフティーさせます」発言。この日は「聞いてきたらしいよ。うちのコーチに（ロッテの）選手が。『全部セーフティーで来るんですか？』って」と明かし「効いてる、効いてる。作戦が」とほくそ笑んだ。

　警戒するのは「やっぱり振ってしまうわけでしょう？」という高速フォーク。試合中の配球の予測を「ほとんど当たる」と自負する。来ると分かれば振らなければいい－。“待て”のサインを有効活用する思いだ。

　令和の怪物へのエールも忘れない。「１８６キロぐらい投げるんじゃない？１６２キロのフォークとか。あり得ると思うよ」と真顔で期待。「チャップマンまでいってほしい」と、人類最速１６９キロ左腕の名を出して敬意も表した。

　当日は阪神－巨人、ＤｅＮＡ－ヤクルトとともに首都圏で地上波生放送される。「視聴率合戦？うちでしょう。３６（％）くらいいくね」。注目の一戦。「どうやって攻略していくかも面白い」。お茶の間に完全男粉砕劇を届けてみせる。